 
ニンジンは有色野菜の中でもビタミンAが豊富で、ホウレンソウを上回る。ニンジン臭の強い品種で「金時」や「滝野川」といった長根品種と、短根系で抽台(ちゅうたい)の遅い「向陽5寸」などの洋種系がある。
ニンジンはセリ科の野菜で、特に生育初期は安定した水分を必要とする。発芽が始まると、その後はきわめて乾燥に弱い。
発芽適温は15〜25度、生育適温は18〜22度。
施肥・耕うん
10平方メートル当たり苦土石灰1kg、化成肥料1kg、溶リン500g、耕うんはなるべく深くまで、土塊などがないように耕す。
畝幅は70cmに条間20cmの2条まき。
播種(はしゅ)
8月下旬〜9月上旬。9月まきのニンジンは収穫が年内から翌年まで可能で、地上部は枯れても土中のニンジンは冬越しするので、冬の貴重な野菜となる。
栽培のポイントは発芽をそろえることで、圃場の準備を早めにしておき、雨を待って播種するか、播種後にかん水をする。
覆土は種子が隠れる程度に薄くして、十分鎮圧をする。
播種後は乾燥防止のために、もみ殻を薄く敷くのも効果的である。
間引き
適期に行うことが重要。1回目は本葉2〜3枚まえdに特に混み合ったところだけを間引き、2回目は本葉5〜6枚時に最終株間とし、土寄せをしておく。株間は7〜8cm前後が適当。
【日本農業新聞】H18.8.25掲載分

|