
東京で学生時代を過ごし、そこで出会った奥さんの魅力に惹きつけられ、結婚、お義父さんのもとで就農20年、経営を任されて10年目です。
米、スィートコーン、かぼちゃ、レタス、ブロッコリー、カリフラワーを作付け、お義父さんと奥さんの3人で経営されています。また、レタスやかぼちゃはfマーク(福岡県減農薬・減化学肥料認証農家)商品を栽培され、安全・安心なこだわりの農産物を生産されています。
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減農薬・減化学肥料認証制度のとこで、農薬の散布回数(成分回数)が県基準の半分以下、かつ化学肥料の使用量も県基準の半分以下で農産物を生産することを認証する福岡県の制度です。
スーパー等では、fマークのシールが貼付され販売されています。
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もともと興味あったし、秋田に逃げて帰ったらダメだって思いもあったね。(笑)母の実家は農家だったので、自分のDNAの中に、百姓の魂があったと思うよ。秋田ってね、県の食料自給率が100%なのね。非農家でも普段の会話の中に農業の話がバンバン出てくるし。外から来た人間だから、ずっと農業をしてきた人とは違う目線で農業ができるかなと思うよ。

消費者とふれあうきっかけをつくるために日本ベジタブル&フルーツマイスター協会のジュニアマイスターコースを受講し認定を受けたんだ。もともと頭にあったんだけど、美味しくて安全なものを食べたい、作りたいって思いかな。消費者の方によく言われるんだけど、農家の人は違うものを食べているんでしょって。そんなことないのにね。農家の人はもっと前に出て、消費者と話す場をつくって理解してもらう、ふれあう機会をつくる必要があると思うんだ。この間もスィートコーンの収穫祭を消費者の方々を招いてやったんだけど、勉強になったよ。理解してもらえば、ファンは増える。お互いの会話やふれあいが大事なことだと思うんだ。

農薬を減らせば、それはコストを減らすことができるし、労働力も減らせるよね。農薬は、農作物をよく観察していたらへらすことができるよ。農薬を使うことの戒め、危機感をもって踏みとどまって考えることが大事かな。
たとえば、土づくりに関していえば、稲を作っている田んぼは、刈り取ったらすぐに鋤き込んで、レタスを作るんだよ。レタスは土のなかの清浄化に役立つ浄化作物なんだ。これを、クリーニング・クロップと言って、田んぼの余分な塩分が流れるんだ。だから、稲作づくりには肥料がいらないんだよ。それがこだわりかな。
(※クリーニング・クロップとは、過剰な土壌養分を吸収・除去する機能を持った作物という狭い意味で用いられていましたが、現在は、病害虫密度を低減する対抗植物としての機能を持ったものも、クリーニング・クロップといいます)

夢つくしとヒノヒカリを4ha生産しているよ。あとは、周りの農家が高齢化に伴って委託も2haほど、毎年増えてきてるよ。
3月には苗づくりをして、4月には田植え。米づくりには「八十八の手がかかる」というけど、その中でも一番気を遣うのが水の管理。必要なときに必要なだけ水を入れてやる。この近辺には川がないから、旱魃の常習地。今年も盆前には晴天続きだったから水がなくてね!
そして、8月末には稲刈り、脱穀、モミの乾燥、もみすりをして、ようやく出荷かな。終わったら、すぐにレタスにかかるんだ。

消費者の方には、国産=新鮮、美味しいということをもっと理解してほしいな。消費者ももっと勉強して、美味しいと思う舌、味覚を磨いてほしいと思うよ。

「自然災害がきても、手を入れただけ、足を向けただけ作物は応えてくれるよ。決して裏切らない。あきらめないことが大事だよ。それが農業の面白味かな」
最後に笑顔で答えてくれた吉田さんの顔に自信が溢れていた。
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